【空も飛べるはず】僕らの青春の飲み物キタ!←確実
私、おっさんは、ポニーテールとポカリが好きなのである。
ポカリは、甘酸っぱい青春に、いつでもタイムスリップさせてくれる。
とある日常。仕事も終わり、家でマツコを観ながら、いつのまにか
僕は、静かに眠りについた。
何故か、いつもより寝入りが良いようだ。。
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ん、んん、、暑い、、汗がびっしりとスウェットに絡みつく。
昨日はお酒もほどほどに、仕事の疲れに任せて眠りに入ったはずなのだが、妙に喉が渇いている。
冷蔵庫には、飲みかけのコーヒーと、ハイボール。のはずが、ハイボールがない。。最近は濃いめのハイボールが身体に合うので、ストックしておいたはずなのだが。。
ウイスキー〜より、はるかがお好ききでしょ〜♫
さて、
スウェットを脱ぎ、シャツと500円を持ってコンビニに行く。コンビニまでの距離は家から5分ほど。途中の道には、イチョウや紅葉も色づき始めている。
ふと、途中の道で、自販機がたまたま目に入る。
アルコールなんてありゃしないのは知っている。
コーラ、三ツ矢サイダー、そして、愛のスコール。
愛のスコール??
もしやこれは。。
私はおもむろに自販機の前に立ちふさがり、緑のスコールに目を凝らす。
ス、スコールやないか!?
あの、甘酸っぱい、スコールやない!
君は今でも変わらない緑のワンピース姿だった。ただ、昔は冷たい金属の缶でツンデレ感満載だったのだが、今ではもう、ペットボトル。。
私が知っていた君とは、もう違うのだね。でも、緑のワンピースは良く似合ってるよ。
「カシャ、ゴクゴク、、」
あ、、
あれ、、
えつこ、、えつこか、、?
お前、えつこやないか。。
コケみたいな服ばっかり買う、まりもっこりが大好物の、あのえつこ。
ケイトスペードのサイフでいつも背伸びしていた、えつこやないか!?
※画像はイメージです
そう、かつての恋仲は、甘酸っぱい気持ちで出迎えてくれた。
でも、僕はもう。。
違うんだよ。
あの時の僕とは。。
「ゴクゴクごっくん」
あー、うまかっちゃん。
スコール、復活してたのですね。
おじさん、知りませんでした笑
美味しいスコール、通販でまとめ買いできるらしい。
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大量のえつこ、割安で買えます。アフィではないです。
さて、
そうこうしていると、、
飲み干したえつこを自販機横のセブンのコーヒーがつっかえている挿入口に押し込むように捨てさった。
「えつこ、良かったよ。」
まるで、風俗終わりに投げ放つ、余裕たっぷりの表情で、私はえつこを後にした。
さてと、ハイボール買いにいこか。
と、
思いたった矢先であった。
「ピカピカぱっかーん!」
なんと、
自販機の別の棚には、
あのポカリが神々しく光っていたのだ。
そう、部活帰りのポカリスウェット。
青春の味。
部活のマネージャーと、よろしくやっていた時の、甘酸っぱいやつ。
「産まれたての僕らの前にはただ」
ミスチルの懐かしい歌が、頭の中をリピートアフターミー。
そうだった。
僕は、ロリコンだった。
しかも田舎育ち。田んぼ道に、自転車の2ケツで後ろに彼女を乗せて、45度以上、上に傾けたカマキリハンドルで、意気揚々と疾走していた、ただの田舎者である。
制服には、汚れなきピュアさと、少し大人の駆け引きを覚えだした未熟な果実の香りがする。
制服は、白のベースに、赤のワンポイント。スカートの丈は女の子のワガママが見え隠れする。
都会育ちには、わかるまい。ベースは白なのである。決してパステルカラーや、A○Bのようなワインレッドのジャケットは無いのである。
よし、ポカリいっとこ!
「カシャ、ゴクゴクゴク。。」
ん、
んん!!
うわぁー!!!
これは、、
身体が宙に、、
うわぁー!!
、
、
、
おっさんは、空を飛んだ。
おっさんの背中には、翼が生えた!!
どこまでも飛べる気がする!!
ブーン!ブーン!カーセブーン!!
あれ、
あれれ、、
一緒に飛んでるのは、アヤじゃないか!?
アヤ、君のポニーテール、真っ直ぐに伸びた首と、汚れなきうなじ。
アヤ、戻ってきてくれたんだな!
おっさん、もう残りすくない毛がなくなっても良い!!風に飛ばされちまえ!!
アヤは、いきつけのキャバクラで、相当な貢物をして、アフターまで漕ぎつけた、ワガママ子ちゃんである。
ちなみに、本名はしらない。
でも、どうやらハゲたおっさんをいつも夜な夜な好きと愛のメッセージを伝えてくるのである。
ただ、昼間は音信不通。
いくらラブコールに返信しても、既読にもなりゃしない。
以前アヤにそのことを聞いてみると、なにやら看護の学校に行っていて、忙しいらしい。
ならば仕方ないと、夜に会おうとすると、いつもお店に来いというのだ。居酒屋とか好きでないらしい。
アヤは、自分のペースで迎えに来いだの、腹減っただの、あれ欲しいだの、甘えたいなど、夜に限ってぬかしてくる。
しょうがない、昼間は化粧も薄く、会うのを躊躇い、照れてるのであろう。可愛いやつだ❤️
わかった、アヤ。全部おっさんが受け止めてやる。
アヤのワガママに答えるのが、おっさんの産まれたミッションだ。
「ゴクゴクゴックン」
しかし、、
アヤはさっきのえつこのせいか、全部飲み干せない。。
アヤ、ごめんな。今日はダメだよ。お腹がタプタプやけん。。
えつこ、もう思い出から消えてくれ!!
と、
なんとかポカリを飲み干した。
溢れかえった自販機横のゴミ箱を前に、捨て去ることを決意するおっさん56歳。
投げ込んじまえ!!アヤ、さよなら!!
いや、
いやいやまてよ。
空でも、お茶入れれるし、残して置こう。
そう、来年の夏には、アヤと再び空を飛べそうな予感がする。
音信不通になった、ポニーテールのアヤと。
どうでも良いが、ポカリのCMは、森高千里でなく、やっぱ川口春奈や、綾瀬はるかが好きだ。
一緒にゴクゴクしたい。その透明感に溺れたい。。多少ワガママでも、おっさん、何でも聞いてあげるから。
ともかく、空のペットボトルは汚いカバンの中に押し込めておいた。
そう、あの時のように、空も飛べるはず。
おしまい。
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